2023/08/17 09:58




カクレミは2023年8月31日で8年目を迎えます。

8月31日はブランドとして初めて展示会を行った日。

大須のギャラリーを1週間借りて洋服の販売しました。



1週間で売れたのは3着だった事は今でも覚えています。


この頃に手伝ってくれていた一つ下の友達がいて、彼の家で縫製したり、僕の家で縫製、布の上、パターンの上で寝て、今考えたら考えられない環境だったけど、僕はがむしゃらに服作りに向き合い、それについてきてくれました。(こないだ飲みに行った時には最悪な環境だった。と言っていましたが笑)


当時、こんな事を彼と話していたことがあります。
「いつか一緒に仕事をしよう」


そんな事をお酒を飲みながら、よく話していた気もします。そんな日がいつか来るかなと、当時はただ漠然と考えていました。


互いに学校を卒業し、職に就き、数年が経ち、彼が父親のプリント工場で働く、と連絡をくれました。


そうなんだ、と思いながらきっとこれから一緒に仕事が出来るタイミングがあるだろう。と考えており、プリントの技法を色々見ていたところ見つけたものが

「和紙」でした。



これだ、と思いました。いずれは日本の伝統工芸と織り交ぜたモノづくりをしたい、このように考えていました。


決めてからはすぐでした。すぐ連絡して、出来るよとの返事を頂き、すぐプリントのデザインに取り掛かりました。


デザインは決まっていました。カクレミのパッチワークをモチーフにしたプリント。絶対にいい一品に仕上がるに決まっている。そう考えていました。


そして実物が届いて、「これはすごい」ただその一言に尽き、和紙の質感、繊維一本一本の表情もちろん異なり、僕のブランドにマッチしている、どれを見ても、何着見ても本当に飽きない、もはや芸術品でした。


8周年記念Tと僕は宣伝などでそのような言葉を用いてこちらの和紙シリーズを提案しました。なぜ8周年に和紙を用いたか、分かっていただけましたでしょうか?


彼と8年越しに仕事ができた、もちろんこれからも。

ようやく実りました。ここまで来れたのも、応援してくださる皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

長くなりましたが、最後に少しだけ和紙プリントのこだわりを語り、終わりにしますね。



8周年記念T

福井の伝統工芸、越前和紙を用いたカクレミ監修のプリントとコラボレーションした一品。


越前和紙を制作している方は「滝製紙所」の職人さん。

和紙を貼り付けるノリをプリントし、和紙を熱、圧力にて圧着。こちらの工程を2回繰り返します。

仕上げにクリア加工といった表面がツルツルする加工を施し、最後にパッチワークモチーフの線部分を手作業でカットするといった長い工程を経て1着が仕上がります。


こちらの8周年記念T、3型からお選びいただけます。
和紙に限りがあるので、制作数も少なくなっております。
気になる方は是非、チェックしてくださいね。
今後ともカクレミをよろしくお願いいたします。






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